結婚すると幸せ? 結婚する意味あるの? ...答えは「NO」!
婚活が苦痛なら、まずその意味を考えて
「結婚しないと幸せになれないの?」「結婚する意味とは?」特にこの問題を真剣に考えるのは、アラフォーの独身女性でしょう。僕の知っているタイプは主に2つ。
1つは、これまで自然に男性と付き合ってきたのに、ある年齢から、結婚してもイイなと思える程度の普通の男性とすら出会えなくなり、ごく稀に出会っても付き合いまで発展せず、いつの間にか恋愛が遠ざかる。仕事などで忙しくしている間にさらに年月が過ぎ去り、アラフォーに。次第に結婚をあきらめはじめている女性。
もう1つのタイプは、30代半ばまで何も考えずに過ごし(あるいは30代半ばで、長い期間付き合っていた男性にフラれ)、その後、急に「本気で婚活しないと!」と思い立ち、かなり頑張って婚活を続けているのに、ずっと結果を出せず、アラフォーになって疲れてしまった女性。
このような女性たちは、やがて「そもそも結婚する意味はあるのだろうか?」「何のために結婚するのだろう?」と考えるようになります。
そこで、今回は、5つの疑問から、結婚する意味があるかどうかについて考えてみます。
CHECK! 結婚する意味を考えるための5つの疑問
1.幸福になれる?
さまざまな童話や物語を見ていても感じることですが、女性の幸福のひとつの象徴として「結婚」があります。実際に、結婚式では、幸せを感じる女性は多いかもしれません。
しかし、「結婚をすれば幸福になる」ということはありません。
結婚は就職と似ています。会社に就職したとき、少しの間は嬉しくなるかもしれません。でも、その会社で幸福を感じられるかどうかは、選んだ会社の質、会社との相性、その会社で自分が結果を出せるかどうか、その会社での仕事を楽しめるかどうかなどが重要となり、就職することそのもので幸せになるということはないのです。
ちなみに、結婚という会社は、女性にとってかなり大変で、多くの場合、独身時代の何倍も働くことになります。お金も子供に取られ、自由もありません。
2.親などの余計な干渉から逃れられる?
結婚をしていないことで、親から強いプレッシャーを受けたり、周りから「えっ、まだ結婚していないの?」という目で見られることがあるかもしれません。結婚をすれば、その手のストレスから逃れられます。
ですが、これも、結婚をしなくても逃れられます。親や田舎を遠ざけ、独身同士で仲良くすれば良いのです。
一方、結婚すれば、子供ができない場合、新たなプレッシャーを受けたりします。
また、結婚をすると、人間関係の問題は増えるでしょう。ラジオの長寿番組『テレフォン人生相談』を聞いていて思うのですが、その相談のかなり多くが、義理の親との関わり、夫の浮気、思い通りにならない子供だったりします。独身であればそれがありません。
3.子供が得られる?
あなたが子供を欲しいと考えているなら、結婚が最善でしょう。アラフォーの女性は、子供が産めなくなる年齢は正確に知っておいた方が良いと思います。
あなたがもし子供を産めない場合、あなたはもう、子供を産むための結婚をする必要はありません。また、全てが万全でも、子供を授かれるかどうかは分かりません。
結婚をして、子供を得ることは、独特の満足感をもたらします。子供と共に、自分の親族や、地域社会と関わることで、徐々に自分が「大人になった」「一人前になった」「社会の一員になった」という満足感が生じてくるのです。それがある程度の幸福感をもたらします。
しかし、これも、地域社会に何らかの形で貢献をすれば、同等の幸福を得られるでしょう。僕の知り合いの40歳以上の独身女性で、NPOを立ち上げたり、参加したりして、自分に出来る社会貢献をし、そこで同等の幸福を見いだしている人は少なくありません。