本気で将来結婚を考えるカップル、注目! 結婚資金について学ぼう♪
真剣に交際しているカレシと付き合ってからしばらく経てば、結婚について考えるようになっていくのではないでしょうか。
少子化や晩婚化が叫ばれる昨今でも、やはり結婚に夢を持つ人は多いものです。
この人となら結婚してもいいかな...。
一緒になったら温かい家庭を築いていけそう...。
そう思える相手と出会い、結婚前提で順調に交際を続けていることはとても幸せなことでしょう。しかし、結婚するためには、決して少なくないお金がかかります。
そこで今回は、将来結婚を考えるカップルのために、結婚にどのくらいの資金が必要なのか解説しちゃいます!
結婚資金について学ぼう【第一章】 結婚に必要な費用のいろは
まずは、結婚にまつわるステップと、それにかかる費用についてです。結婚には結婚式費用だけでなく、婚約指輪、結婚指輪、新婚旅行代など多くのお金がかかります。
人によってそれぞれに必要な金額は増減しますが、結婚する前にどれだけ資金を貯めておけばいいのか、参考にはなるはずですよ。
結婚に必要な費用① 婚約指輪
最近は婚約指輪を渡さないカップルが増えていると言われていますが、やはり女性としては形として残るものをもらえるのは嬉しいのではないでしょうか。婚約指輪の値段について、かつては「給料の3ヶ月分」と言われていましたが、現在はどうなのでしょうか。
2016年10月にリクルートが発表した「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016 首都圏」によると、2016年の婚約指輪にかかった金額の平均は39.4万円とのこと。割合で見ると、一番多いのが「30~40万円未満」で28.1%、次いで「20~30万円未満」が18.2%、「40~50万円未満」が14.4%。給料の3ヶ月分とまではいかずとも、多くのカップルが数十万円単位の婚約指輪を購入しているということですね。
結婚に必要な費用② 結納
2人の間で結婚の意思を固めたら、両家の親族が顔を合わせ、婚約を正式に認めるための「結納」を行うのが日本の風習でしょう。こちらも近年では金銭面の負担やスケジュール調整などの問題からそもそも結納せずに結婚する人が増えているようです。
ちなみに、結納には「正式結納」と「略式結納」の2つの方法があり、正式結納は仲人を立てて、両家の間を仲人が交互に尋ねて結納品や受書を交換します。略式結納はホテルや料亭などに両家の親族が集まり、その場で結納金などを渡し合う形式。近頃は結納を行うとしても、略式結納で済ますことが多いようですね。
では、実際に結納をするのにどのくらいのお金がかかるのかというと、「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016 首都圏」では、結納金は平均で92万円(2016年)。結納品で平均18.1万円(2016年)となっています。
この他にも、ホテルや料亭で行った場合は場所代や食事代がかかりますので、結納に必要な資金は100万円ほどと考えておいた方がいいでしょう。
結婚に必要な費用③ 結婚指輪
続いて、結婚式でお互いが交換する結婚指輪の費用について見ていきましょう。婚約指輪は形式的なものですので用意しないケースが多くなっているようですが、結婚式を挙げるなら結婚指輪は用意しておかないと様にならないかもしれませんね。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016 首都圏」を見ると、結婚指輪(2人分)の金額の平均は2016年で25.8万円となっており、最も多い層が「20~25万円未満」の29.7%。次点で「30~35万円未満」の14.6%、「25~30万円未満」が13.3%ですから、結婚指輪にかかる費用は30万円前後が一般的ということでしょう。
結婚に必要な費用④ 結婚式・披露宴
結婚式を挙げるにはどれほどの資金が必要なのでしょうか。
結婚式は挙式と披露宴に別れ、挙式は神様や参列者に結婚を誓う儀式のこと、披露宴は結婚したことを参列者に披露するパーティーを指します。
この2つは必ずしも両方行わなければいけないわけではなく、片方だけでも問題はありません。ですが一般的には挙式と披露宴をセットにしているカップルが多いため、ここでは両方を行ったときの費用についてご紹介しましょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016 首都圏」によれば、挙式と披露宴にかかった総額は、平均で401.1万円(2016年)。分布でいうと「400~450万円未満」が17.9%で一番のボリュームゾーンとなっており、その次が「350~400万円未満」で12.6%、3番目は「500~550万円未満」で12.2%となっています。
ただ結婚式にかかる費用は、当初予定していた予算よりも多くなる傾向があり、先ほどのデータでは、初めの見積もり金額よりも多く支払った人の割合はなんと81.8%にものぼります。せっかくの結婚式だからとオプションなどをつけた結果、予算を超えてしまったということなのでしょう。ちなみにどのくらいオーバーしているのかというと、平均で111.7万円。...とすると予算を決める際は、ある程度余裕を持たせた方がいいのかもしれませんよ!
結婚に必要な費用⑤ 新婚旅行
次に、新婚旅行に向けて準備しておいた方がいい資金についてです。行く場所によって必要な費用は大きく変動しますが、ひとまず平均金額を紹介します。
同じく「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016 首都圏」を見ると、お土産代を除く2人分の旅行費用は平均64.7万円(2016年)。ただ、割合では「100万円以上」と答えた人が最も多く、19.7%となっています。家族や友人へのお土産を用意する場合はもう少し高くなると考えましょう。
では、新婚カップルがどこに旅行に行っているかというと、やはり「ハワイ」が一番多く、31.3%。次いで「ヨーロッパ」の19.3%、「アメリカ」が7.1%と続きます。国内外別では、83.6%が海外に新婚旅行に行き、16.8%が国内旅行をしているようです。合計が100%を超えることからわかるように、中には国内と海外両方に行くカップルもいるということですね。
結婚に必要な費用⑥ 新生活準備
新生活を迎えるにあたり、引っ越しをしたり家具や電化製品を新調したりするなら、さらなる資金が必要となってくるでしょう。
まずは引っ越し費用について。「ゼクシィ新生活準備調査 2016」によると、引っ越し業者を利用した場合の平均費用は6.4万円(2016年)。賃貸(社宅以外)にかかる敷金礼金の平均が18.2万円で、それに加えて家賃や不動産仲介業者への手数料がかかります。ちなみに1ヶ月の住居費平均は8.3万円となっており、新居に引越しする場合に必要な費用は、「引っ越し費用+敷金礼金+家賃(2ヶ月分と仮定)+仲介手数料(家賃1ヶ月分と仮定)」でおおよそ50万円程度になるでしょう。
また、新生活準備として家具や電化製品を新たに購入する際の平均総額は72.3万円ですので、新居に引越しをして、家具などを新しく買い替えるなら100万円以上は見積もった方がいいのかもしれません。もちろん結婚する前から同居しており、特に引越しや家具・家電を購入する予定がないのなら、新生活を始めるにあたってかかる費用は低く抑えられるはずですよ。
結婚資金について学ぼう【第二章】 2人揃って実践できる貯金術
先のパートで様々な結婚資金についてご紹介しましたが、結婚するにはかなり多くのお金が必要になることがわかっていただけたでしょうか。
ですが、「そんなにかかるなら結婚なんて当分無理...」と悲観することはありませんよ。今から2人で協力して資金を貯めていけばいいんです♪
ということで、ここでは結婚資金を貯めるための貯金術をいくつかお教えします!
結婚資金の貯金術① できるだけ家で食事
貯金を始めるときに最初に考えるべきことがあります。それは生活費を、家賃や水道光熱費などの毎月ほぼ一定額かかっている支出(固定費)と、日用品費や食費など月によって金額が変わる支出(変動費)の2つに分けること。このうち固定費は節約するのが難しいため、貯金するためには変動費をどれだけ抑えられるかがポイントになってくるでしょう。
家計のうち、かなりの負担となるのはやはり食費。生活するためには毎日食べなければいけませんので、多くのお金がかかってしまうのです。そのため、まずはできる限り食費を削ることが結婚資金を貯めることに繋がっていきます。
節約の仕方としては定番の方法ではありますが、外食を減らしてなるべくお弁当を持参したり、朝夜は家で食べるようにすること。やはり外で食べるよりは自炊したほうが食費はかかりませんので、結婚資金を貯めるならば自炊するのがベターでしょう。
もし近所に業務用品を扱っているスーパーといった格安で食材を購入できるお店があれば、積極的に活用しましょう。近くに安いスーパーがなければ、徒歩圏内から自転車で行ける範囲まで広げて探してみるといいかもしれませんね。
結婚資金の貯金術② 工夫した旅行計画
結婚資金を貯めるなら旅行なんてできないと思うかもしれませんが、年に1、2回くらいは恋人と2人で遠出したいですよね。毎日切り詰めていては精神的にまいってしまいますので、たまには息抜きがてら旅行するのもいいでしょう。
ただ、海外や居住地から離れた国内観光地に行くのは旅費が高くついてしまいますので、旅行するとしても近場で計画すべきでしょう。
もしどうしても遠くに行きたいのであれば、飛行機はLCC(格安航空会社)を利用したり、ホテルはできるだけ安いところを予約したりするなど工夫が必要です。最近は数々の旅行サイトのホテル宿泊料を比べて、最安値をチェックしてくれる比較サイトなどもありますので、活用してみるといいでしょう。
また、海外でも航空チケットやホテルを自分たちで予約するのであれば、旅行会社のツアーに参加するよりもリーズナブルに海外旅行ができることもあります。
結婚資金の貯金術③ お金がかからないデート
節約のために、自宅でDVDを観たりしてまったり過ごす家デートが一番ですが、毎回家にこもりきりでは飽きてしまいますよね。そこでおすすめなのが、お金があまりかからないデートスポットに行くことです。例えば、公園でピクニックをしたり、図書館で読書をしたり、遠出して山や海に行ったり。
公園の中には入園料がかかるところもありますが、せいぜい数百円程度。映画館や水族館に比べればかなり割安です。お弁当を作って持っていけば食費も浮きますから、節約デートにはもってこい。季節によって咲いている花が違ったり、イベントを開催していることもありますので、季節ごとに違った楽しみかたができるのも公園デートの醍醐味です。
図書館に行けば雑誌や小説などがたくさん置いてありますので、充分楽しめるはず。もちろん大声で話すのはマナー違反ですので自然とひそひそ話になり、親密な雰囲気を味わえることでしょう。近頃はカフェスペースが併設されていることもあるため、ゆっくり落ち着いた時間が過ごせるのではないでしょうか。
結婚資金について学ぼう【第三章】 好みと予算に合った結婚式
ここまでで結婚に必要な資金、それを貯めるための貯金術をご紹介しました。最後は、好みや予算に応じた結婚式のプランを考えてみましょう。
結婚式・披露宴にかかる費用内訳
まずは、結婚式にはどのような費用がかかるのか、項目別の相場を詳しく見ていきましょう。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016」によると、各項目の平均金額は以下となっています。
・挙式料...31.5万円
・料理・飲み物(1人あたり)...1.8万円
・衣装代(新婦)...47.4万円
・衣装代(新郎)...16.7万円
・引き出物等...35.7万円
・ブーケ...4.9万円
・装花...17.4万円
・スタジオ別撮り撮影...15.5万円
・スナップ写真撮影...22.3万円
・ビデオ撮影...18.9万円
・映像演出...9.2万円
・司会(プロに依頼)...6.9万円
・ブライダルエステ...8.5万円
もちろん式場が用意しているパックプランを活用すれば、自分たちの好みに近い形で、予算に合わせた結婚式を挙げることができるでしょう。
ただ、より理想の結婚式を挙げるためには、プラン内に含まれないサービスをオプションで付ける必要があります。その際に、項目別の平均金額を知っていれば、自分たちである程度費用の見積もりができるようになるはずですよ!
理想の結婚式プラン① 友人知人をたくさん呼びたい!
結婚式では、友人知人を大勢呼んでみんなに祝ってもらいたい!
そう考えたときに考慮しなければいけないのは、その参列者が入れるだけのキャパシティのある式場と料理が必要になるということ。
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016」によると、平均招待ゲスト数は全国平均71.6人。それ以上、例えば100人を結婚式に招待すると、料理の費用だけで180万円ほどかかります。それに加えて挙式料、衣装代、引き出物代などがプラスされますので、総額はおおよそ400万円~600万円が相場でしょう。
振り幅が200万円あるのは、結婚式の会場が式場なのか、レストランなのか、それとも有名ホテルなのかで大きく変動するため。自分たちが出せる予算の範囲内で、どこで式を挙げるか考えましょう。
理想の結婚式プラン② 結婚式で花火を上げたい!
最近は結婚式の演出として花火を上げるカップルも少なくないようです。
そのため、プラン内にもともと打ち上げ花火を組み込んでいるものもあります。ただ、やはり花火というと夏のイメージがありますから、それ以外の季節に花火を上げたいのならば、式場と相談するか個人的に用意する必要があるでしょう。
個人的に花火を上げるとすると、平均的な予算は10万円~25万円ほどかかります。ちなみに10万円だと20~40発、時間にして2~5分程度のようです。もし特別な花火を打ち上げたり、演出を凝ったものにすればそれだけ費用は高くなっていきます。
また、式場によっては打ち上げ花火を禁止していたり、持ち込み料という形で別途数万円費用が必要な場合もありますので、結婚式で花火を上げたいと思うなら、まずは式場の担当者と相談してみることをおすすめします!
理想の結婚式プラン③ できるだけ低予算で済ませたい!
結婚するとなると、結婚式以外にもかなり多くの費用がかかることは先述した通り。
他にも様々な出費が予想されますし、今後マイホームを購入したり、子どもが生まれたときのために、できるだけお金をかけずに式を挙げたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
低予算で式を挙げるのであれば、友人からの協力は欠かせません。例えば、プロの司会者を呼ぶとなると平均で6.9万円かかりますが、友達に頼めば安く抑えられます。
また、カメラマンを式場で頼むと、写真で平均22.3万円、ビデオで平均18.9万円ですので合計すると40万前後の費用がかかります。予算を抑えたいのであれば、ビデオだけをプロにお願いし、写真は友人に撮ってもらったり、動画編集が得意な友達にエンドロール用の動画を撮影してもらうなど、協力や工夫が必要でしょう。
ただ、結婚式で友人に何かしらの手伝いを頼むのであれば、ご祝儀をなしにしたり、車代やお礼を渡すのが最低限のマナー。せっかく好意で手伝ってもらったのですから、金銭的な負担はなるべく軽減させてあげた方がいいでしょうね。
結婚資金についてきちんと学んで、不安のない結婚をしよう!
人生において、結婚は大きなターニングポイントとなるものでしょう。だからこそ一生の思い出にしたいものですよね。
ただ、結婚にまつわるあれこれの全部を理想通りにしようとすると、かなり莫大な資金が必要となるのも事実。
結婚は確かに大事なイベントではありますが、その先も2人の生活は続いていきます。ですから婚約が決まったのなら、まずはどのくらいの結婚資金が必要になるのかを考え、目標額を貯めるために、お互い協力して貯金を始めるといいかもしれませんね。2人の幸せな結婚生活に向けてしっかりと計画を立て、一歩一歩確実に進んでいってください!