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~結婚にまつわる名言集~ 「結婚とはなにか?」「幸せな結婚とは?」「夫婦とはなにか?」
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~結婚にまつわる名言集~ 「結婚とはなにか?」「幸せな結婚とは?」「夫婦とはなにか?」

恋をしたなら、一度は考えるであろう結婚。

最近は結婚しなくてもいいという男女が増えているという話がありますが、みなさんはどうでしょうか?

「好きな人と結婚できたなら、きっと幸せになれる!」、「あの人となら円満な夫婦関係を築けるはず!」と、ポジティブに考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、結婚には不安や心配事がつきもの。結婚する前に、そもそも結婚とはなにか、夫婦とはなにかをしっかり考えておいた方がいいのかもしれません。

そこで今回は、結婚にまつわる偉人・有名人の名言を取り上げたいと思います。

「結婚とはなにか?」...この問いの答えが見えてくる 偉人&有名人の名言6つ

「結婚とはなにか?」...この問いの答えが見えてくる 偉人&有名人の名言6つ

まず、「結婚とはなにか?」という疑問に答えてくれる名言をご紹介します!

求めるものは男女で違う

「男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。女は結婚するとき、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ」(アルベルト・アインシュタイン)

結婚においては男女で求めることが違うのだと教えてくれる言葉。そもそも求めていることが違うのですから、がっかりするのは当然のことでしょう。それを結婚する前に知っているのと、結婚後に知るのとでは気持ち的に大きな差ができますよね。

結婚する前に違いを覚悟していれば、たとえ結婚してそうなったとしても、関係に大きな亀裂を生むことは避けられるのではないでしょうか。

結婚は焦らずいい人を見つけるべき

「悪い夫を手に入れる女性は、たいがい結婚を急ぎ過ぎた人です。よい夫を得られるなら、いくら結婚が遅れても、遅すぎることはありません」(ダニエル・デフォー)

男女ともに30歳が近づくと、結婚に焦り出す人が増えます。ですが、焦りすぎると冷静な判断ができず、例えば将来性のない男性や、暴力的な人と結婚してしまう可能性があります。それでは幸せな結婚生活を送るのは難しいですよね。

自分に合った男性を見つけるまでは、じっくりと相手を知り、見極める。そうすればその分、結婚時期は遅くなるかもしれませんが、いい相手と巡り会うことができるでしょう。ただ、「理想を追い続けましょう」という話ではありませんので注意してくださいね!

結婚は誰にとってもいいこと

「とにもかくにも結婚せよ。もし君が良い妻を得るならば、君は非常に幸福になるだろう。もし君が悪い妻を持つならば哲学者となるだろう。そしてそれは誰にとっても良いことなのだ」(ソクラテス)

ソクラテスの妻は西洋で悪妻の代名詞にもなっているクサンティッペ。つまり、この言葉は自身への皮肉であり、悪妻だったからこそ高名な哲学者になることができたと言っているわけです。

結婚してみたら相手に対して「思っていた人と違った」と感じるのはままあること。ですが、そこで相手をより知ろうとすれば、人間的に成長できるかもしれません。そういう意味でも結婚は自分を成長させてくれるものであり、相手にとっても同じことが言えるのではないでしょうか。

女性は急ぎ、男性は先送り

「できるだけ早く結婚することは女のビジネスであり、できるだけ結婚しないでいることは男のビジネスである」(ジョージ・バーナード・ショー)

女性は早く結婚したいと言い、男性はできるだけ結婚を先伸ばしにしたいと言う。お互いの意見のどこで折り合いをつけるかはビジネスの交渉と似ている気がしませんか?

また、子育てにかかる時間を考えても、出産するなら早いに越したことはないですよね。ですが男性にそういった期限はありませんし、結婚してしまうと単純に責任が増し、自由がなくなってしまいます。

ですので、女性は結婚を迫り、男性がはぐらかすという構図になるのでしょうね。

円満な結婚生活に必要なもの

「結婚に必要なものは、コミュニケーション。そして一人になれる場所があること」(ベティ・デイヴィス)

結婚して一緒に暮らすことになったとしても、やはり1人になれる場所があるのは大切なこと。特に男性はずっと顔を合わせているとストレスが溜まってしまい、それを発散できる場所が家の中になければ、外で解消しようとしてしまいます。

1人の生活が長ければ長いほど、結婚して2人暮らしになったときに、違和感を覚えます。いつかは慣れると思っても、そもそも1人でいる時間が好きなので、根本の問題は解決しません。ですので、結婚するときには家の中に1ヶ所くらいは、1人になれる場所があった方が夫婦生活が円滑に進むのかもしれませんね!

結婚は仕事の糧になる

「女――それは男の活動にとって、大きなつまずきの石である。女に恋しながらなにかをするということは困難である。だがここに、恋が妨げにならないたった一つの方法がある。それは恋する女と結婚することである」(レフ・トルストイ)

恋愛するのにもエネルギーが必要です。恋と仕事という二足のわらじ状態では、大きな成果を上げることは難しいのかもしれません。ですが、結婚してしまえば、それまで好きな人を振り向かせるために割いていた時間、体力、精神力を仕事に注げるようになるということですね。

恋は負担になるけれど、結婚は力になる。スポーツ選手などが大会前になると恋愛モードを切って、戦闘体制になるのはそういうことなのかもしれません。

「幸せな結婚とは?」...この問いの答えが見えてくる 偉人&有名人の名言6つ

「幸せな結婚とは?」...この問いの答えが見えてくる 偉人&有名人の名言6つ

続いて、「幸せな結婚」に関する名言。人によって幸せの価値観は違うと思いますが、名言から一つの指針が得られるかもしれませんよ!

憐れみからの結婚は不幸に

「不幸な結婚の半数は、当事者の一方が憐憫の気持ちからする気になった結婚です」(アンリ・ド・モンテルラン)

憐憫とは憐れみや不憫に思うことを意味します。相手がかわいそうだと思って結婚してしまうと、そこで立場の上下ができてしまいます。結婚生活はお互いが平等であるべきで、どちらかが自由に振る舞い、もう片方が我慢するという関係はうまくいかないことが多いのです。

幸せな家庭を築きたいのなら、相手の境遇に同情することなく、本当に愛せるのか、2人でやっていけるのかを冷静に判断する必要があります。そのためにも、相手とじっくり話し合ったうえで、結婚を決断するといいでしょう。

結婚生活の最高な状態とは

「幸福な結婚というのは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である」(大庭みな子)

夫婦には"離婚"という選択肢があります。離婚できる状態でありながら、離婚したくないというのは、本当にお互いが尊敬し合い、愛しあっている状態。つまりは、経済事情や子供の有無という、見返りや外的要因によって結婚生活を続けているわけでなく、あくまで感情的に一緒にいたいと思えているということ。

あるデータによると、日本では近年3組に1組が離婚してしまうそうです。そんな状況ですので、幸せな結婚生活が送れることを素直に感謝すべきということですね。

幸せになれるかは運次第

「結婚の幸福は、まったく運次第ですもの。お互いに気心がわかっていても、前もって似ていても、そんなことで幸せが増すというわけのものじゃないわ」(ジェーン・オースティン)

幸せな結婚となるかは運次第。身も蓋もない話ですが、たとえ古くからの友人で、お互いをきちんと理解していたとしても、それだけで幸せになれるわけではありません。むしろ、遠慮がなさすぎて、踏み込んでほしくないところまで踏み込まれてしまい、喧嘩になるというのは珍しい話ではありませんよね。

結婚生活に正解はありません。その日の気分によって食べたいものが変わるように、昨日仲良くできていたとしても、急に相手の機嫌が悪くなることもあるでしょう。そんなときにはなにも考えずに、成り行きに任せた方がうまくいくのかもしれませんね。

結婚に求める幸せの水準

「昔は、結婚というものはハナから辛いものだと覚悟していた。今みたいに夢なんか抱いていなかった。花嫁は泣きながら嫁に行ったんです。だから僅かな幸せを喜べた。つまりマイナスから始まっていたのでちょっとしたプラスが全て幸せになり、結婚も上手くいっていたんです」(美輪明宏)

現在は自由恋愛ですので、自分の好きな人と、好きなタイミングで結婚することができますよね。ですが自由すぎるあまり、結婚生活に求めている水準が高くなっているのかもしれません。

人は順応する生き物ですので、幸せのハードルはどんどん上がっていきます。しかし、好きな人と一緒にいれることは当たり前ではありません。最近、あまり幸福を感じないと思ったなら、付き合った当初の気持ちを思い出してみてくださいね!

多少の不満には目をつぶる

「結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ」(トーマス・フラー)

結婚するまでは、相手のことをよく見て人柄をしっかりと見極め、結婚してからは多少の不満には目をつぶることが、円満な夫婦生活を送るコツだと教えてくれています。

世の中に、自分の理想と寸分違わず100%合致する人はおそらくいないでしょう。だからこそ、相手の上辺だけではない本当の姿を探り、どんな人なのかを知る。そのうえで、この人ならやっていけそうと感じたならば、思い切って飛び込んでみる。

しかし、理想と違う部分を粗探ししてしまうと、どうしても嫌な部分が見えてきます。それならば、相手の嫌な部分を見つけるより、好きなところを数えた方が、幸せな関係性を築いていけるのではないでしょうか。

相手を理解するには時間が足りない

「男と女、こうも違ったしかも複雑な2人の人間が、互いによく理解し愛し合うためには、一生を費やしてもまだ長すぎはしない」(オーギュスト・コント)

「私はあの人の一番の理解者だ」と言う人がいますが、本当にそうなのでしょうか。相手のことをわかっていたつもりでも、実は思い違いをしていた。そんなことは誰にでもあります。同性同士ですら、相手がなにを考えているかなんてわからないことの方が多いのですから、男女となればさらに理解するのは難しいでしょう。

ですが、わかり合えないことを悲観する必要はありません。今まで知らなかった部分を知れるということは、まだまだ好きになれる可能性が残されていることでもあります。その意味でも、結婚生活はいつまで経っても刺激がたくさんあると考えることができますね!

「夫婦とはなにか?」...この問いの答えが見えてくる 偉人&有名人の名言6つ

「夫婦とはなにか?」...この問いの答えが見えてくる 偉人&有名人の名言6つ

最後に、夫婦関係にまつわる偉人&有名人の名言をご紹介します!

優しいだけではダメ

「妻は、優しくされることを望んでいるだけではない。優しい心で理解されることを望んでいる」(瀬戸内寂聴)

好きな相手には優しくされたいですよね。ですが、そこに心がこもっていなければ、形だけの優しさになってしまいます。

女性はなによりも共感を求めるもの。一緒に過ごして、一緒に笑い、一緒に幸せを作っていきたいのです。結婚生活をどう送るかということよりも、誰と生きていくか。一見面倒に思えるかもしれませんが、そうした苦労を乗り越えてこそ、幸せな夫婦になれるのではないでしょうか。

円満な夫婦にはほんの少しの刺激が必要

「ときどき嫉妬をしない結婚生活なんてひどく味気ないわ。でも、嫉妬はステーキにかける塩のようなもの。ほんのちょっと必要なだけ」(マリリン・モンロー)

長く夫婦生活を続けていると、次第に相手にときめかなくなっていきます。そんな刺激のない生活を送っていると、相手への興味も失ってしまうのです。

仲の良い老夫婦を見ていると、「私も将来はあんな関係になりたい」と思いますよね。そのためには、日常に少しの刺激が必要。マリリン・モンローはその刺激の代表例として、嫉妬を挙げているわけです。

本当の夫婦になるのは時間がかかる

「夫婦間の愛情というものは、お互いがすっかり鼻についてから、やっと湧き出してくるものなのです」(オスカー・ワイルド)

愛情にも男女の愛、友愛、家族愛などいくつかの種類がありますよね。そのなかでも、結婚して最初の頃は、恋人を愛おしく思う気持ちが強く、そこから歳を重ねると家族愛に変わっていきます。

夫婦間の愛情というのは、いわば相手と自分が一心同体のような存在だと感じる気持ちです。長く連れ添った相手に先立たれ、ぽっかりと穴が空いたような感覚になるのは、夫婦愛が強いゆえです。

こうした感情を抱けるようになるには、長い年月を共にする必要があります。夫婦というのは、結婚した瞬間に完成されるわけではなく、時間の経過とともにじっくりと熟成されていくものなのかもしれませんね!

夫婦である前に男女

「男と夫とは同じものではない。同様に女と妻も同じものではない」(ハヴロック・エリス)

結婚生活を送っていると、お互い相手を異性として感じなくなっていくこともあるでしょう。それは仕方のないことかもしれませんが、やはりいつまで経っても男性は男として頼りにされたいと考えており、女性は女として優しくしてもらいたいと思っています。

特に子供ができると、子育てに忙しくて夫や妻をないがしろにしてしまうことがあるかもしれません。ですが、夫婦生活を幸福にするためには、夫婦の前に男女で居続けることも大切。たまには2人きりで出かけて、結婚前のようなラブラブな時間を作るといいのかもしれませんね。

結婚は目標を定めるべき

「どちらも相手を通して、自分個人の目標をなにか達成しようとするような夫婦関係はうまくいく。例えば妻が夫によって有名になろうとし、夫が妻を通して愛されようとするような場合である」(フリードリヒ・ニーチェ)

「2人で一緒にいれるだけで幸せ」。結婚当初はそう考えているかもしれませんが、次第に慣れてきて、幸せを感じなくなってしまうかもしれません。

そのときに、お互いが結婚することによって達成したい目標を定めておけば、いつまでも結婚生活へのモチベーションを保つことができるのではないでしょうか。目標のない日々は退屈に感じるはず。刺激的な毎日を送るためにも、なにか一つ、結婚生活によって達成したいことを決めておくといいでしょう。

相手を思い通りに変えようと思ってはいけない

「自分の妻や夫を自分の思うように変えようなどと思ってはいけません。その試みは愚かです。そんなことができると思ってはなりません。人は自分で変わろうと思わないかぎり、変わることなどできはしないのです」(ジョセフ・マーフィー)

結婚すると、それまでは思いもしなかった不満が出てくるものです。例えば、結婚相手の浪費癖に結婚後に気付き、「もう無駄遣いはやめて!」と怒っても、なにも変わらないかもしれませんよね。

人は自分で気付かなければ変わりません。変わっても一瞬だけ。ですので、なにか変えてほしいことがあるのなら、なぜ変える必要があるのか、変わらなければどうなるのかを理解させ、「このままではいけない」と自覚させなければいけないということ。

自覚ができれば、「変わらないとまずい」と努力するはず。まずは、相手に気付かせることが第一ですよ!

「結婚とはなにか?」「幸せな結婚とは?」「夫婦とはなにか?」 その答えは...?

「結婚とはなにか?」、「幸せな結婚とは?」、「夫婦とはなにか?」。

この疑問は昔からずっと考えられてきました。ですが、明確な答えは未だ出ていません。ということは、結婚とはそもそも画一的な答えのないものなのでしょう。しかし、先人たちが残した多くの言葉を借りれば、当人にとっての正解は導き出せるかもしれませんよね!

今回紹介した名言の他にも、結婚にまつわる偉人、有名人の名言はまだまだたくさんあります。

「結婚とはなにか」...そう疑問に思ったのなら、一度、偉人・有名人たちの言葉を頼りにしてみてはいかがでしょうか。

(TEXT=Shibata Yoshino)