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結婚年齢についての四方山話 「結婚年齢の平均」、「結婚の年齢差」、「結婚年齢の占い」
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結婚年齢についての四方山話 「結婚年齢の平均」、「結婚の年齢差」、「結婚年齢の占い」

誰でも一度は考えるであろう、自分自身の婚期。

結婚したい人、まだ早いと考えている人、そもそも結婚しなくてもいいと思っている人など様々だと思いますが、歳を重ねるごとに友人たちが結婚していく姿を見て、「そろそろ自分自身のことも考えないとな...」と思ったことがある人もいるかもしれません。

もちろん結婚する年齢は人それぞれ。自分のタイミングで結婚するのがベストでしょう。

ですが、世間一般では大体何歳くらいで結婚しているのか、相手は何歳差が多いのかなど、昨今の結婚年齢事情を知っておくと、判断の指標になるかもしれませんよね。

そこで今回は、最近の「結婚年齢の平均」や「年齢差」、そして自分の婚期がいつ頃なのかを知るために役立つ「結婚年齢占い」の方法をご紹介します!

最近の「結婚年齢の平均」ってどうなっているの?

最近の「結婚年齢の平均」ってどうなっているの?

まず、最近の結婚年齢の平均について見ていきましょう。男女ともに晩婚化が叫ばれる昨今ですが、平均的な結婚年齢は男女で差があるのでしょうか。

近年の平均結婚年齢 ~女性編~

一般的に女性の方が、結婚が早いというイメージがありますよね。

平成29年1月に厚生労働省から発表された『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』によると、夫妻ともに初婚だった場合の女性の平均婚姻年齢は、29.0歳(平成27年)。平成7年の初婚女性の平均年齢が26.1歳、平成17年で27.7歳ですので、女性の平均的な初婚年齢は年々上がっているとわかりますね。

また、同じく厚生労働省が平成29年6月に公表した「平成28年 人口動態統計月報年計(概数)の概要」の「都道府県別にみた平均初婚年齢(平成28年)」を見ると、女性で最も高いのは東京都の30.5歳、続いて神奈川県で30.1歳、埼玉県と千葉県が29.6歳。首都圏が軒並み高い数字を示しています。

一方最も若いのは、山口県の28.6歳。東京と比べると約2歳もの差があります。首都圏の女性は仕事との兼ね合いから、結婚がやや遅くなる傾向にあるのかもしれません。

近年の平均結婚年齢 ~男性~

では、男性の平均結婚年齢は何歳なのでしょうか。

『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』では、平成27年においての男性の平均初婚年齢(夫婦ともに初婚)は30.7歳。こちらも平成7年は28.3歳、平成17年で29.5歳となっており、女性ほどではありませんがやはり上昇傾向が見てとれます。

続いて都道府県別の平均初婚年齢ですが、先ほどの「平成28年 人口動態統計月報年計(概数)の概要」によると、最も遅いのは東京の32.3歳。次点で神奈川県の31.9歳、埼玉県と山梨県が31.5歳、千葉県が僅差の31.4歳となっています。逆に最も低いのは宮崎県の29.9歳ですので、都道府県別に見る平均初婚年齢は女性以上に地域差が大きいようですね。

いずれにせよ、男女ともに首都圏が上位にきていることを考えても、東京を始めとする1都3県は結婚が遅れる傾向があると言えるでしょう。

付き合ってから結婚までの交際期間

世間では、交際し始めてから短期間で結婚するスピード婚カップルや、逆に長年付き合っていても、なかなか結婚しない恋人たちもいますよね。平均的に、交際から結婚までどの程度の期間を費やすものなのでしょうか。

平成29年3月に国立社会保障・人口問題研究所が公開した「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」を見ると、平成27年の妻の平均出会い年齢は24.8歳。そして平均初婚年齢は29.1歳となっています。対して、夫の平均出会い年齢は26.3歳、平均初婚年齢が30.7歳です。ということは、最近のカップルは4、5年の交際期間を経て、結婚していることが多いようですね。

ちなみに、10年前の第13回調査では、妻の平均出会い年齢が23.7歳、平均初婚年齢は27.4歳でした。一方、夫の平均出会い年齢25.3年、平均初婚年齢が29.1年。ここから計算すると交際期間は4年弱。あくまで平均ですが、男女ともに付き合い始めの年齢が上がり、さらに交際期間も少々伸びているということ。恋人がいたとしても、経済状況や生活事情から、結婚を先延ばしにしてきたカップルが増えているのかもしれません。

結婚したカップルの出会ったきっかけ

結婚した夫婦はどのような出会いかたをしているのか、気になりますよね。

先ほどの「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、出会いのきっかけとして一番多いのは「友人・兄弟姉妹を通じて」で30.9%。第2位が「職場や仕事で」が28.1%、第3位は「学校で」の11.7%となっています。多くの夫婦が日常生活の中で出会いを果たしているということですね。

興味深いことに、「見合い結婚」によって夫婦となったカップルは、平成22年には5.2%だったのに対して、平成27年では6.5%に微増しています。「見合い結婚」とは、お見合いによって知り合った、もしくは結婚相談所を通じて出会ったことを表しています。

恋人がほしくても職場や友人の紹介といった出会いが期待できない人は、お見合いや結婚相談所を利用してみるのもいいでしょうし、最近では出会い系アプリの出会いから結婚に至るカップルも増えていますので、ネットで結婚相手を探すというのもいいかもしれませんね。

最近の「結婚の年齢差」ってどうなっているの?

最近の「結婚の年齢差」ってどうなっているの?

次に、最近の結婚における年齢差について考えていきましょう。女性は年上男性を好きになり、男性は年下好みと言われることも多いですが、実際はどうなのでしょう。

近年の結婚の年齢差について...年齢差は縮まりつつある?

先ほど、男女の平均初婚年齢(夫婦ともに初婚)は男性が30.7歳、女性が29.0歳であると述べましたので、このデータから推察すると平均的な年齢差は1.7歳となるのでしょう。男性の方が少し年上のケースが多く見られるということですね。

ちなみに、平均年齢差は平成7年で2.2歳でしたが、平成12年~平成27年の間は1.6~1.7歳で推移しており、ほぼ横ばいといった状況。このことから、近年では結婚相手の年齢は男女とも近しい方が好まれているのかもしれません。

「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の「調査別にみた、未婚者が希望する結婚相手との年齢差の構成」を見ると、男性では41.8%の人が「同じ歳」の女性と結婚したいと回答。第14回調査(2010年)では35.8%でしたので、この傾向が強まっていると見て取れますね。

一方、女性で一番多いのは「1~2歳年上」で29.6%。「同い年」は僅差の28.4%となっており、男性ほどではありませんが、やはり歳の差はあまりない方がいいと考えているかたが多いようです。

歳の差婚のメリット・デメリット ~男性が年上のケース~

では、ここではデータから離れて、歳の差がある相手と結婚したときのメリットとデメリットをお教えしましょう。

まず、男性が年上だった場合、女性にとっては経験豊富でリードしてくれたり、色々なことを教えてくれたりするため、頼りがいと包容力のある男性に見えるでしょう。経済的にも安定していることが多そうですので、同世代と比べるとかなり男らしく感じるのではないでしょうか。

同様に、年下の女性は、年上男性が知らないような流行や、話題のスポットを抑えていますので、年上男性にとっても新鮮さが感じられます。また、男性は何歳になっても若い女性がタイプと言われることがありますが、男性としても年下の女性と付き合っているということは、自分にそれだけの魅力があるのだと思えて自信に繋がるのかもしれません。それによって、仕事もプライベートもうまくいくという好循環が生まれることもあるでしょう。

ですが、歳の差があるため世代間のギャップが生まれ、お互いの考えを理解できないこともあるでしょう。例えば、子どもの頃に流行ったものはギャップが生まれやすい話題ですので、話が噛み合わないこともあります。また、体力的な面でも差がありますので、レジャーデートでは男性の方が先に疲れてしまうかもしれませんね。

歳の差婚のメリット・デメリット ~女性が年上のケース~

続いて、女性が年上だった場合のメリット、デメリットを見ていきましょう。

年上の女性が好みの男性は、基本的に甘えたがりの性格が多いでしょう。そのため、少しだけわがままで子供っぽい部分があるかもしれません。ですが、頼ったときなど、ふとした瞬間に男らしい表情を見せることがあり、そのギャップに惚れてしまうという女性も多いのではないでしょうか。

年下男性は甘えたがりではあっても、頼りないわけではありません。基本的には相手を尊敬し、喧嘩することもまれ。結婚すれば、いくつになってもラブラブな夫婦でいられるかもしれませんね。

また、男性にとっての年上女性と付き合うメリットは、包容力があり様々な面でフォローしてくれること。また、年上の女性は自分のポリシーを持っているため、一緒にいると人間的な成長ができる点も大きな魅力でしょう。

逆にデメリットとしては、女性側が年上ということもあり、年齢に気を遣いながら付き合うことになるかもしれません。また、子供をつくることを考えると、結婚を視野に入れた時期から将来設計をどうするのかきちんと考えなければいけないでしょう。ただ、将来設計は相手の年齢関係なくすべきことですので、大きな問題にはならないかもしれませんね。

同い歳婚のメリット・デメリット(年齢が近い場合も含む)

同じ歳、もしくは年齢が近しい相手との結婚は、関係性がフラットで自分の考えを正直に言うことができそうですよね。それによって喧嘩をしてしまうこともあるでしょうが、長く付き合っていくためには、溜め込むよりも吐き出した方が結果的にうまくいくでしょう。

また、同じ時代を経験しているので考えかたに共感できる部分が多く、共通の話題が多いため、話が弾みやすいというメリットもあります。結婚してもその関係が続きますので、友達に近いような、居心地の良さを感じられる夫婦になれるかもしれません。

それに対してデメリットは、結婚の適齢期が男女で違うため、結婚するタイミングが遅れてしまう可能性があること。平均初婚年齢を見ても男女で1.7歳差ありますので、女性側が結婚したくても、経済面などの問題から男性側がまだ早いと判断するかもしれません。その結果、早く結婚したいからと別れを選んでしまうこともあるでしょう。

とは言え、同い歳婚にはメリットが数え切れないほどありますが、デメリットはほとんどありません。近年、男女があまり大きな歳の差婚を選ばない理由も、ここにあるのかもしれませんね。

簡単にできる「結婚年齢の占い」の方法を教えて!

簡単にできる「結婚年齢の占い」の方法を教えて!

結婚年齢について色々とわかったところで、気になるのが自分の結婚年齢についてですよね。

これまで取り上げてきたのはあくまでデータから見た平均的なお話。ここでは、簡単に自分の結婚適齢期がわかる占いをいくつかご紹介します!

結婚年齢占いの方法① 占い師による占い

あなたに恋人がいる場合、結婚年齢を知るためにおすすめの方法は、「占い師に聞く」です。

お金はかかりますが、相性診断からこの先来るであろう2人にとっての転機、その解決法まで様々な角度から2人の関係を占ってもらえます。

注意点は、占い師の選びかた。街を歩いていると多くの占い師を見かけますので、その中から信頼のおける占い師を見つけるのは簡単ではないでしょう。そのため、テレビやネットなどで情報を集め、人気の高い占い師に占ってもらうのがいいでしょう。

また、結果を聞く際は、良い部分だけでなくきちんと悪いところも指摘してもらうようにしてください。占いはビジネスですので、2人を気遣って悪い結果を教えてくれない場合もあります。ですが、将来2人に立ちはだかる壁を乗り越えていくときに、事前に対処法を知っていればきちんと解決できるかもしれません。

そういう意味でも、占い師に占いを依頼するなら、清濁両方の結果を聞いておくようにしましょう。

結婚年齢占いの方法② ネットの簡易占い

ネット上には様々な占いがあります。手軽さという点では、これらはかなり利便性が高いツールです。姓名診断、四柱推命など種類も豊富ですので、とにかくたくさんのサイトで占いをしてみましょう。

無料のものだけ試すのも良いですし、もし気になるのであれば有料の占いを使ってみるのも手。占いをいくつか併用すれば、信頼できる答えを得ることができるでしょう。

ネット上の占いは簡単にできるため、信頼できないと考えている人もいるかもしれませんが、数をこなせば信憑性も増していきます。手軽なところから試してみたいかたは、ネットの占いがおすすめですよ!

結婚年齢占いの方法③ 5円玉占い

今、女性の間で密かに話題となっている「5円玉占い」。名前の通り、5円玉を使用した占いですが、この方法によって占った結果が案外当たるという噂も。

用意するのは5円玉1枚と、自分の髪の毛1本だけ。やりかたは、まず5円玉に自分の髪の毛を通し、毛の両側を合わせて片手で持ちます。もう片方の手の平の上方にぶら下げ、結婚年齢を占いたい場合は、結婚したい年齢の数だけ5円玉を上下させてください。

例えば、26歳で結婚したい場合は、手の平の上方で5円玉を26回上下させます。そして振り終わった後、5円玉が円を描くようにぐるぐると動けば、その年齢で結婚できる可能性が高いということ。逆に動きがなければ、その年齢ではないということです。

この方法は結婚年齢以外にも、子供の数や性別まで占えるそう。興味のある人はぜひ試してみてください♪

結婚年齢占いの方法④ 手相占い

婚期を占う方法としてポピュラーな「手相占い」は、ネットや書籍などで解説されていることも多く、意外と誰にでもできる占いです。

婚期にまつわる線は「結婚線」と呼ばれており、左手の場合、小指の付け根から少し下にある、右端から左方向に伸びている小さな線を指します。その結婚線の下にある、同じく右端から左方向に伸びている太い線「感情線」との位置関係によって、婚期がわかるとされているのです。

例えば、小指の付け根と感情線の間を四分割し、結婚線が一番感情線近くに出ていた場合は、平均的な結婚年齢よりもかなり早く婚期が訪れることを意味します。また、結婚線が真ん中あたりに現れているなら、ほぼ平均的な年齢で結婚できるようです。逆に、真ん中よりも小指の付け根寄りに結婚線があるなら、結婚が遅れる可能性があるということ。

ただ、手のシワは成長によって位置が変わることもあり、現時点での結婚線が全てではありません。そのため、手相による診断は定期的に行った方がいいのかもしれませんね!

結婚年齢は恋人同士、お互いのベストタイミングで

結婚年齢は恋人同士、お互いのベストタイミングで

結婚年齢にまつわるデータをいくつかご紹介しましたが、先ほども言ったようにあくまで平均的な数字にすぎません。

晩婚化が叫ばれる昨今、焦る気持ちは誰しもあるでしょう。しかし、自分自身や相手の人生設計を考えたうえで、ベストなタイミングで結婚すべきではないでしょうか。

結婚時期が早いからといってそれが幸せにつながるとは限りませんし、遅くなったからといって引け目を感じる必要はないんです。

結婚時期はそれぞれの判断で。平均年齢は一つの指針程度に、頭の片隅にでも入れておいてくださいね!

(TEXT=Shibata Yoshino)