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結婚相手、どうやって見つける? ~条件、選び方、見極め、決め手~
婚活

結婚相手、どうやって見つける? ~条件、選び方、見極め、決め手~

結婚願望はある!

けれど結婚相手となる素敵な男性が見つからない...将来の旦那様の見つけ方がわからない...。

――そういう人、最近、増えてきているそうです。

結婚相手の見つけ方がわからないという人は往々にして、自分がどのような相手と結婚したいのかであったり、自分自身の結婚市場においての立ち位置を、客観的かつ冷静に分析できていないことが多いんですよ!

そこで今回は結婚相手の見つけ方として、"結婚相手の条件"、"結婚相手の選び方"、"結婚相手の見極め"、"結婚相手の決め手"という順番にご紹介していきたいと思います。

結婚相手の見つけ方 ~条件編~

結婚相手の見つけ方 ~条件編~

結婚相手の見つけ方として、最初に自己分析しておいてもらいたいのは条件面。

年収、顔、性格といった3大チェックポイントを何となく設定している人は多いと思いますが、真剣に結婚相手を見つけたいのであれば、その条件をできるだけ明確化しておく必要があるんです!

結婚相手の「年収」についての条件を考えよう

結婚はきれいごとではないですから、結婚相手の年収は気になるところでしょう。

どんな職業で年収はいくらでということを把握しておけば、結婚後の家庭の経済事情をある程度予想できますからね。

お金はあればあるほど幸せになれるというものではありません。旦那様の年収の高さが幸せの大きさに比例するわけではありません。また、「お金なんて関係ない、愛があれば大丈夫!」と考えている人もいるでしょう。

しかし、一定の年収がなければ一定の生活水準をキープできませんし、生活水準の低さが夫婦ゲンカの火種になりうることは想像に難くありませんよね。

結婚相手の年収が2000万円以上の場合、いわゆるセレブ生活を送れるでしょう。

結婚相手の年収が1000万円の場合、セレブ級の贅沢をしなければ、専業主婦となり、子供の養育・教育費に苦心することなく、毎週末に外食し、年1,2回の海外旅行も可能でしょう。

結婚相手の年収が800万円の場合、専業主婦のままでも、養育・教育費、外食費、外遊費を少しずつ抑えていけば結婚相手が年収1000万円のケースとさほど変わらない生活水準をキープできるでしょう。

結婚相手の年収が600万円の場合、専業主婦はあきらめて自分も働きに出れば、結婚相手が年収800万円のケースと同レベルの生活水準で暮らせるでしょう。

結婚相手の年収が400万円の場合、共働きをしつつ、子供の養育・教育費をきちんと確保したいのであれば、毎週末の外食か毎年の海外旅行、どちらかは控えるべきでしょう。

結婚相手の年収が300万円の場合、共働きするにしても、子供の養育・教育費を一定額捻出するためには、頻繁な外食や海外旅行といった贅沢は極力控えるべきでしょう。

結婚相手の年収が200万円の場合、共働きをしつつほとんどの贅沢は我慢したとしても、子供の養育・教育費も節約対象となり、できる限り削らなくてはいけないでしょう。

ここで挙げた結婚相手の年収と生活水準はあくまで一例ですが、結婚の条件として相手の年収を考えるのであれば、最低限、これぐらいの想像力を働かせておくべきなんです...!

結婚相手の「顔」についての条件を考えよう

顔をはじめとした結婚相手のルックスは、実はさほど重要視しない人が多いもの。

若い頃のカレシの条件として顔が良いことを挙げていた人でも、結婚を意識しだすと次第に顔よりも年収や性格を重要視するようになりがちですからね。

また、"イケメンは3日で飽きる"と言われることもあり、顔が良くてもどうせ5年、10年、20年...と一緒にいるならば、美形だろうがブサイクだろう関係がなくなるという意見もあるでしょう。

ですが、結婚相手として家族となる男性を選ぶのであれば、カレ自身の顔が好みかどうか、飽きるか飽きないかだけ考えればいいというわけではないですよね。

そうです...結婚して子供を作るならば、そのカレの遺伝子が我が子の顔に色濃く反映される可能性も高いわけです!

もちろん我が子であればどんな顔であっても無条件でかわいいと思える人も多いでしょうが、できれば我が子には美形な顔立ちで産まれてきてほしいと願うのも親心。

つまりきれいごと抜きに考えると、結婚相手の顔については自分が納得できるか・我慢できるかという観点だけでなく、我が子にその顔の遺伝子が反映されることも考えておくべきなんですよ。

結婚相手の「性格」についての条件を考えよう

結婚相手の性格に"やさしさ"を求める人は多いことでしょう。確かにやさしい旦那様であれば、幸せな家庭が築けそうなイメージがありますからね。

けれど、あなたは"本当のやさしさ"について、考えたことはありますか?

いつでもあなたのことを第一優先に考えてくれて、ワガママを言っても怒ることなく、何でも言うことを聞いてくれる――これを"やさしさ"だと感じている人は、気を付けたほうがいいかもしれませんよ!

確かに、ワガママを言っても怒るどころか聞き入れてくれる男性と一緒にいるのはラクなのでしょう。最初のうちは居心地良く感じるでしょう。

...が、いつしかそんなカレに男らしさを感じられなくなり、「物足りないな」と飽きてしまう人もいるのではないでしょうか!? 何をしても怒りも叱りもしてくれない男性と結婚したことで、あなたは世間ズレした自己中人間になってしまわないでしょうか!?

逆に、ワガママを言った際に「そんな自分勝手な考え方をしてちゃダメだ」なんて厳しく叱咤してくれる男性はどうでしょう? このカレも、あなたのことを第一優先に考えてくれていて、だからこそきちんと叱ってくれるのかもしれませんよね。

あなたのことを怒らない、あなたの言うことを何でも聞いてくれる...この男性が必ずしもやさしいとは限りません。ただ意思が弱いだけの頼りない男という可能性もあるわけです。

逆に、あなたのことをしょっちゅう怒る男こそ、本当はやさしさに溢れているのかもしれませんよ?

結婚相手の見つけ方 ~選び方編~

結婚相手の見つけ方 ~選び方編~

結婚相手の見つけ方、条件の次は選び方についてです♪

「条件編」では年収、顔、性格の冷静な"査定"方法を解説しましたが、この「選び方編」では「条件編」を踏まえたうえで、あなたがどのようにして結婚相手を選ぶべきなのかについてお伝えしたいと思います。

結婚相手の理想像から選び方について考えよう

まずは、あなたが考える理想の結婚相手の希望を挙げてみましょう。

年収は、できれば専業主婦になってそこそこ良い暮らしがしたいから、年収800万円以上あってほしい?

顔は、イケメン俳優のような端正な顔立ちで、身長は180cm以上の細マッチョがいい?

性格は、基本的には温厚だけど、男らしくて決断力もあって、ときに私を叱ってくれる人がいい?

――仮にこの条件を満たした男性が理想の結婚相手だとしましょう。

理想は理想だけど、こんな好条件の男性とはなかなか出会えないんじゃない?...と思いましたよね。はい、その通りです。

婚活市場に年収800万円以上の男性がいる割合を、仮に10人に1人だとしましょう。

婚活市場に身長180cm以上の細マッチョイケメンがいる割合も、仮に10人に1人だとしましょう。

婚活市場に温厚でありながら男らしさも持つ男性がいる割合は、仮に2人に1人だとしましょう。

10×10×2=200

そう、この条件に当てはまる男性は200人に1人程度ということ。それは、婚活をめちゃくちゃがんばって1年に50人の男性と知り合ったとしても、理想の条件の相手に出会うまでに4年かかるかもしれないということ。

さらに言うなら、その理想の条件の男性とようやく出会えたとして、カレの方があなたを結婚相手として好きになってくれる可能性はどれほどでしょうか?

80%...? 50%...? 30%...? 10%...?

理想を全部兼ね備えた男性と結婚できる確率が、いかに低いかがおわかりになったのではないでしょうか?

結婚相手の妥協点から選び方について考えよう

絶対に理想の男性と結婚すると決意を固め、婚活に臨むことを否定はしません。

しかしその目標を掲げたばかりに、婚活開始から1年経っても2年経っても3年経っても4年経っても...10年経っても理想の相手と結ばれない可能性も充分あるというリスクから、目はそむけないでください。

一方、そのリスクヘッジをしたいと考えるのであれば、"現実的な着地点"="妥協ライン"を明確に設定しましょう。それが建設的な結婚相手の選び方となりますからね♪

「妥協」という言葉にネガティブな印象を持つ方もいるかと思いますが、その固定観念は捨て去りましょう。妥協ポイントを設定するということは、リスクを減らせる賢い結婚相手の選び方だと考えましょう。

では、具体例を挙げてみます。

まず年収を妥協する一案としては、「結婚相手に臨む理想の年収は800万円以上だが、ルックスが好みであれば年収400万円代でも可」。

お次にルックスを妥協する一案としては、「結婚相手に臨む理想のルックスは身長180cm以上の細マッチョイケメンだが、年収は800万円以上ならどんなルックスでも可」。

最後に年収やルックスを折衷案で妥協する一案としては、「年収500万円代でルックスはいたって普通でも、やさしくて頼りがいのある性格なら可」。

このように理想像から妥協してハードルを下げれば、巡り合える確率はグッと上がります。

もちろん、「年収300万円代で顔面偏差値50以下でも、やさしく幸せな家族を築けそうな温和な性格なら可」と、さらにハードルを下げる妥協をすれば、結婚がより現実的に、婚活がより短期間ですむかもしれませんよ♪

結婚相手の見つけ方 ~見極め編~

結婚相手の見つけ方 ~見極め編~

結婚相手の見つけ方、「条件編」、「選び方編」の次にお伝えしたいのは「見極め編」!

「条件編」では年収、顔、性格の冷静な"査定"方法を解説し、「選び方編」では結婚相手の理想像と妥協ラインについてお教えしましたが、この「見極め編」では年収、顔、性格といった"わかりやすい部分"以外でどう見極めるべきかという難問について解説したいと思います。

結婚相手の人生の価値観を深掘りして見極めよう

ここで説明することは、「性格」の一種のお話。ですが、先述していたような「やさしくて頼りがいがある」といった「性格」のアウトラインの話ではなく、よりディープに突き詰めた話となります。そして、その部分こそ、結婚相手としてふさわしいかを見極めるのに重要になってくるんですよ!

具体的に言いますと、人生においての価値観や優先順位の話になります。

例えば、A君とB君、二人の男性がいたとします。年収やルックスがほぼ同等で、どちらもやさしくて頼りがいがある。ですが、両者の人生の価値観が真逆だったらどうでしょう?

A君はバイタリティ旺盛で人生を最後までワクワク楽しみたいタイプ。

B君はコンサバティブ思考で人生を最後まで平穏に終えたいタイプ。

人生をワクワク楽しみたいA君は、向上心からリスクを負ってでも転職を繰り返すかもしれません。その結果、仕事や生活レベルが向上していく可能性もありますし、逆に転職に失敗して年収が大幅ダウンしてしまう可能性も...。

コンサバ思考のB君は、平穏な生活を続けるために現状維持に徹するでしょう。その結果、定年退職するまで一定の社会的地位をキープし、老後も安泰かもしれません。が、良くも悪くも波風の立たない平々凡々な日常が延々続くという可能性も...。

A君が友達想いで友情を重んじる性格だったとしたら、土日は友達の誘いを優先させて家族の時間が取れなかったり、友達の連帯保証人になって突然借金を背負うかもしれません。

B君が家族想いで特に両親をいたわる性格だったとしたら、あなたと義母の意見が衝突したときに義母側に立つかもしれませんし、B君が仕事に忙しいと両親の介護はあなたに任せっきりになるかもしれません。

長所と短所は表裏一体であり、結婚相手の長所だと思っていた部分が結婚生活においてのデメリットになってしまうこともあるということです。

そういったことを想定したうえで、結婚相手をきちんと見極める必要があるんですね!

結婚相手の自覚・無自覚を確かめて見極めよう

向上心旺盛な性格や友達想いな性格は一見すると素敵な長所、平穏を愛する生活や家族想いな性格も一見すると素敵な長所。ですが、それがケース・バイ・ケースで短所になってしまうこともある。

――ということを、結婚相手の男性がきちんと自覚できているかどうかも見極める必要があります!

自身の長所がときに短所になることを自覚できているならば、短所として表に現れてしまった場合でもあなたや周囲の意見にきちんと耳を傾け、リスクを最小限にとどめられるでしょう。

けれど、無自覚だとちょっとやっかい...! なぜなら、短所として表に現れた場合でも、そのカレにとっては自身の信念に基づいた行動ですから、あなたや周囲の意見に耳を傾けない可能性があるんですよね。

転職で年収が下がったり友達の借金を背負ったとしても、義母との仲が険悪になったり介護の負担が極端にのしかかったとしても、カレにとってはある種の"正義"を貫いた結果ですので、考え方を改めないかもしれません。

一口に"やさしくて頼りがいがある"と言っても、カレの人生においての価値観や優先順位をしっかり見極めておかないと、その長所(≒短所)が原因で離婚危機に陥るなんてことも...!!

結婚相手の見つけ方 ~決め手編~

結婚相手の見つけ方 ~決め手編~

結婚相手の見つけ方、「条件編」、「選び方編」、「見極め編」と解説してきましたが、最後にお伝えしたいのは「決め手編」。

「決め手」と聞くと、結婚相手側のファクターと思うかもしれませんが、本当の「決め手」は相手うんぬんではなく、あなた自身のファクターにあるんです...!

決め手は結婚相手ではなく自身にあると知ろう

「選び方編」で、仮に理想とする男性は200人に1人しかおらず、巡り合うだけでも長い年月がかかってしまうことはお伝えしましたよね。

その際に、女性側の婚活市場価値について言及しませんでしたが、ここが「決め手」において最重要なんです。

男性側の気持ちになってみてください。現実にはありえない話ですが、ある婚活パーティーに25歳のあなた、30歳のあなた、35歳のあなたの3人が同時に参加したとしましょう。

多くの男性が結婚相手として興味を持つのは、間違いなく25歳のあなた。次いで30歳のあなた。最後に35歳のあなたです。

それを踏まえて、今度は逆に考えてみてください。言い寄られる人数が多いということは、それはすなわち選べる選択肢が増えるということであり、つまり、より高めの男性を結婚相手として選べるということでもあります。

決め手は自分の婚活市場価値によるのだと知ろう

25歳のあなたが結婚相手として選べる男性が100点であったとすると、30歳のあなたが結婚相手として選べる男性は85点まで下がっているかもしれません。35歳のあなたが結婚相手として選べる男性は70点まで下がっているかもしれません。

100点の理想の男性と25歳のときに出会っていればいいですが、35歳のときに出会えたとしても、相手の男性があなたを選んでくれない可能性が高いわけです。

つまり、結婚の「決め手」は、まずは自身の年齢を踏まえ、そのときのあなたの婚活市場価値が何点なのかを客観的に採点する。そして、その自身の点数と見合う男性と出会って恋仲になっているのであれば、それは間違いなく「決め手」なんです...!

つまり、「決め手」=「タイミング」と言ってもいいかもしれませんね。

30歳のときに恋仲になれた男性が85点であれば、「まだこの先100点の男性と出会えるかも!」なんて欲を出さずに結婚を決める。

35歳のときに恋仲になれた男性が70点であれば、「まだこの先85点の男性と出会えるかも!」なんて欲を出さずに結婚を決める。

この割り切り思考こそ、実はとっても大事なんですよ!!

(TEXT=Shinomiya Michiko)