恋愛の原点回帰!「"好き"って何だろう?」6つのケースから恋愛感情を徹底研究♪
みなさんお持ちであろう、恋愛感情。
その恋愛感情がもたらす"好き"という気持ち。
これっていったい、どういうものなのでしょうか?
今回はそんな「"好き"って何だろう?」という素朴な疑問を、ちょっぴりアカデミックに研究していきたいと思います。
感情の根幹..."人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"!?
いきなり極論をズバッとお伝えしますと、
【人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている】
のです...!
人間はみな自己中心的な性格...という意味ではない
こう説くと、「私はそんなに自己中心的な性格じゃないわ!」と反論したくなるかたもいらっしゃるでしょうが、まぁまぁ落ち着いてください。
"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"というのは、"人間は誰しも自己中な生き物だ"なんて意味ではないんです。
例えば、無償でボランティア活動を行うことを生きがいにしている人がいるとしましょう。その人物は自己中心的な性格ではないどころか、他者のために尽力するような人生を歩んでいるわけですよね。
ですが、そんな人物も"自分の感情のためだけに生きている"んです。
その真理を知るべく、その人物の心理を掘り下げてみましょう。
その人物が無償でボランティア活動を行うのはなぜでしょうか?
ボランティア活動を行うことで、その人物の感情はどのようになるのでしょうか?
自分の心が"幸せ"や"快感"を得るために行動する
その人物は、ボランティア活動を行うことで、"幸せ"を感じるんです。
他者が喜ぶ顔を見たり...他者から感謝されたり...、いえ、そういった直接的な他者からのリアクションがないとしても、自分の行いが他者のためになっているであろうと想像するだけで、"幸せ"を感じるんです。人生においての"充足感"を得られるんです。
この"幸せ"や"充足感"というワードを、あえてもっと俗なワードに変換してみましょう。
その人物は、ボランティア活動を行うことで、"快感"を得ているんです。
もちろんそこにいやらしい打算があるなんて言いたいんじゃありません。純粋に、滅私してでも他者のための行動を取ることで、"快感"を感じる思考回路を持っている人物だということなんです。
"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"という意味、おわかりいただけたでしょうか?
「好きって何?」"好き"には様々な形があることがわかる6つのケース
さて、では"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"という考えを、恋愛感情にも照らし合わせてみましょう。
そうやって考えると、一口に"好き"と言っても、様々なパターンがあることがわかってくるはず。
そこでケーススタディとして、
【自分が好きな男子にはすでに付き合っている恋人がいて、その恋人は自分の女友達】
という場合を想定して、6つの"好き"という感情とその行動について紹介していきましょう。
「好きって何?」ケース① 好きな人と付き合うことが唯一の"幸せ"
「私はA君が好き。でもA君は私の親友・Bちゃんと付き合っていてラブラブ。けれど私はやっぱり自分がA君と付き合いたい。だから私とBちゃんがA君を取り合うことにA君が心を痛めても、Bちゃんが私のことを恨もうとも、私はA君と付き合うためならなんでもする」
良く言えば自分の気持ちに正直でストレート、悪く言えば自己中心的...。賛否両論あるでしょうが、こういう恋愛スタンスのかたもいらっしゃいますよね。
"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"という考えかたに照らし合わせると、このケースの「私」は、A君が自分と付き合うことだけに快感を得るタイプの"好き"という感情を持っているのでしょう。
「好きって何?」ケース② 好きな人の気持ちこそ何が何でも最優先
「私はA君が好き。でもA君は私の親友・Bちゃんと付き合っていてラブラブ。本当は私がA君と付き合いたいけど、私がアプローチしてBちゃんと争うようなことをすれば、A君はきっと悲しんでしまう。私はA君を悲しませたくない、A君には幸せになってほしい。だから、私はA君への気持ちをあきらめることにする」
この「私」は滅私タイプとでも言いますか、自分が"好き"という感情を表に出さないことで、人間関係を円滑なままにしようと考えているのでしょう。
ですがさらにこの「私」の心情を掘り下げると、「A君を悲しませたくない、A君には幸せになってほしい」という思考のプライオリティーが高いことがわかります。
要するに、目の前にある選択肢の中からの消去法ではありますが、好きな人に幸せになってもらうことが、自分の感情の"幸せ"に繋がるというわけですね。
「好きって何?」ケース③ "好き"という気持ちよりも友情が大切
「私はA君が好き。でもA君は私の親友・Bちゃんと付き合っていてラブラブ。私がA君のことを好きな気持ちは本物だけど、Bちゃんとの友情も本物。私は恋よりも友情を取りたい。Bちゃんとの友情が壊れてしまうぐらいなら、A君のことはきっぱりあきらめられる」
これは「A君のことはあきらめる」という考えに至っているので、結果論だけ見るとケース②と同じです。が、その結論に至るまでに辿った思考の経路は違うことがわかります。
ケース②ではA君を最優先に考えていましたが、ここでの「私」はBちゃんを最優先に考えています。また、さらに掘り下げると、Bちゃんの気持ちを最優先にしているというよりも、Bちゃんと「私」の関係性を最優先にしていることがわかりますよね。
つまり、"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"という考えかたに照らし合わせると、この「私」は友情をキープすることが"幸せ"であり、"好き"という恋愛感情の強さは友情に負けてしまっているということでしょう。
「好きって何?」ケース④ 全てをあきらめずに"待つ"という選択
「私はA君が好き。でもA君は私の親友・Bちゃんと付き合っていてラブラブ。私はA君を悩ませたくないし、Bちゃんとの友情を壊したくないけど、A君への想いもあきらめきれない。だからしばらくはこの想いを自分の胸のうちに隠しておいて、A君とBちゃんが別れるのをじっと待つことにする。二人が別れたら、すぐにA君に告白しよう」
この「私」は、よくも悪くも全てをあきらめきれないタイプのようですね。A君の今の幸せも、Bちゃんとの関係も、「私」のA君への"好き"という感情も、全てを大事にしたいのでしょう。
"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"のフィルターにかけて考えると、この「私」は今持っている"モノ"が一つでも欠けてしまうと"不幸"だと感じるため、その"不幸"に見舞われないように最善手を選んだといったところでしょうか。
八方美人だとか、"自分がない"だとか言われてしまうかもしれませんが、この「私」の生き様や"好き"という気持ちも、尊重されるべきものですよね。
「好きって何?」ケース⑤ ただ"好き"という気持ちを知ってもらいたい
「私はA君が好き。でもA君は私の親友・Bちゃんと付き合っていてラブラブ。私はBちゃんとの友情を壊したくないけど、A君への想いもあきらめきれない。だからまずはBちゃんに、正直に私の気持ちを話すことにする。Bちゃんに『実は私もA君を好きなの。けれど、BちゃんからA君を奪おうとも譲ってもらおうとも思っていない』ということを伝えたい。そのうえで、もしBちゃんが許してくれるなら、A君に告白だけはしたい。A君に『A君とBちゃんがラブラブなのは知ってるから、別れてほしいなんて思わないけど、実は私もA君のことが好き』だと伝えたい。私の気持ちを知ってもらいたいだけというのは、まぎれもない本心」
この「私」の思考回路はちょっと複雑で、もしかすると理解できない方々が多いかもしれませんね。
しかし、"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"というフィルターで考えてみると、意外とそこまで難しいこともないんです。
要するに、A君やBちゃんに"私がA君を好き"という感情を抱いていることを知ってもらいたい...これだけ。
A君と付き合ってイチャイチャしたいという欲望も当然あるでしょう。が、現状の選択肢の中から消去法で考えると、自分が一番"幸せ"を感じるのは"好きという気持ちを知ってもらうこと"ということなのでしょう。
「好きって何?」ケース⑥自己中と言われても自分の欲望は我慢しない
「私はA君が好き。でもA君は私の親友・Bちゃんと付き合っていてラブラブ。私はBちゃんとの友情を壊したくないけど、A君への想いもあきらめきれない。だからBちゃんには内緒でA君に告白しようと思っている。A君に『私は浮気相手でいい。都合のいい"2番目の女"でいい。だからBちゃんにバレないようにして、たまに私と二人きりで会って』とお願いしようと思う」
女子会トークで最も嫌われそうな恋愛スタンスを持つ、この「私」。自己中心的であり、"泥棒猫"とバッシングされそうな要素満載の"好き"の発露の仕方ですよね...。
"人間は誰しも自分の感情のためだけに生きている"に当てはめて考えると、この「私」はBちゃんとの友情のプライオリティーを高くしているのはわかります。しかし、自分の"好き"という感情を押し殺すことも隠しておくこともできず、A君とイチャイチャしたいという欲求を強く持ち、その気持ちを先延ばしにすることもできず...。結果、浮気相手になるという道を選んだ、ということでしょう。
けれど、この「私」の"好き"という気持ちもその他のパターンと平等に尊いもの。その生き様はある意味とても人間らしいとも言えるので、一概に非難されるようなものでもないのかもしれません。
「好きって何?」 "好き"という感情に優劣はつけられないんです♪
今回紹介した6パターンが"好き"という感情の全てではないですが、"好き"という気持ちには様々な形があることはおわかりいただけたのではないでしょうか。
この6パターンの"好き"は、どれが1番良い、どれが1番悪いと優劣を付けられるものではなく、等しく尊い感情です。
この6パターンのどれかの恋愛スタンスに当てはまるかたも、それ以外の恋愛スタンスだというかたも、自分の"好き"という感情はぜひ大事にしてあげてください♪