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彼に『ヤミツキ!』 【国際恋愛インタビューVol.6】
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彼に『ヤミツキ!』 【国際恋愛インタビューVol.6】

今回は、日本在住の韓国人女性に、日本と韓国の恋愛事情について話していただきました。

Yさん
20代前半・女性|出身国:韓国
日本在住歴:6年半 日本人男性と国際恋愛中

―今の彼氏と出会ったきっかけは?

私は韓国の高校を卒業してから日本の大学に入って、サークルで知り合いました。

―お二人は普段、何語で話していますか?

日本語です。彼はぜんぜん韓国語を勉強する気がなくて、私ばっかりがんばってる感じ(笑)。一緒にご飯を食べてるときに「ニンジンは韓国語で......」とか教えたりしても、すぐ忘れちゃってちっとも覚えてくれないんですよ。

でも今年の2月に二人で韓国に行って、私の両親に会ったんですけど、両親と会話するための韓国語を練習してくれていてすごく感激しました!

―やさしい~(涙)! それはすごくうれしいですね!
では、日本人男性とつきあっていてよかったことはありますか?

日本語がすごく上達したこと! わからないことをすぐに聞けるし、間違っていたら直してもらえる。いろんな表現も教えてくれるからたくさん覚えました。彼から教わった言葉でいちばん印象に残っているのは......「ヤミツキ」です。ものに対してだけじゃなくていろんなこと、人に対しても使うんだなっておもしろかった!

あと、私にとって日本語は外国語なので、自分の言いたいことをまず心のなかで日本語に変換するんですね。だから怒っているときでもワンクッション入るので、ちょっと落ち着くというか、すぐに怒って大ゲンカになることがないんです。

―逆に悪かったところは?

日本と韓国には歴史の問題があるので、一緒にニュースを見ていて、ケンカとまではいかないけど、議論になったりすることがあって。お互いに理解しようとはしますが、私はあんまりそういう話をしないようにしています。

―文化の違いに驚いたエピソードはありますか?

デートの支払いですね(笑)。韓国では費用はたいてい男性持ちなので。

韓国人の友達に、彼とのデートは割り勘だって話すと、「ええ~!? 払う必要ないじゃん!」ってみんなびっくりしますよ。

―日本人男性と韓国人男性で決定的に違うことは何でしょう?

日本人男性は激しく怒ることがないですよね。韓国人男性は女性に対してジェントルで、電車でも必ず女性を優先的に座らせたりするけど、性格が熱いというか、ケンカになると爆発する人も多いですね。すごく強い言葉で相手を傷つけたりする。日本人男性はケンカしても、言葉で傷つけることはないですね。彼は自分から謝ってくれるんです。

―う~ん、それは日本人だからというより、彼だからでは?

うふふ。それとね、日本人は記念日にこだわらなすぎ! 韓国では誕生日はもちろんですが、「つきあって100日目」「200日目」というように、節目ごとにお祝いします。お互い贈り物をしあうけど、男性のほうが盛大。記念日専用のカフェがあって、そこを予約してくれたり。記念日をリマインドしてくれるアプリもあるくらいで、みんな使っていますね。

記念日を忘れちゃったらヤバイです、怒られてフラれちゃいますよ(笑)。だからFacebookで韓国人の友達が記念日の写真をアップしてるのを見るとうらやましくて、彼に「これ見て、いいなぁ~」って見せたりするんですけど、興味ないみたいで「ふうん」で終わっちゃう(笑)。

―じゃ、そこは彼を韓国に染めないとですね!

はい......でもだんだん私のほうが日本に染まって、平気になってきちゃった。

それから日本人女性は恋愛に積極的ですよね。韓国の女性は自分から「好き」とは言わないのが普通。デートに誘われると、彼のことを気に入っていてもまず一度は断ります。そして2回目に誘われたら、スケジュール帳を見ながら「しょうがないな~」という感じで、渋々(なフリで)OKするんです。

―え~!それをやったら、日本人男性はすぐあきらめちゃうかも!?
自分も気に入っている男の人なら、「うれしい♪ 行く行く!」ってならないですか?

うれしくても、それを出さないんです。もし女性から積極的にアピールしたり、「お金、私も払うよ」って言ったりしたら、それは男性のプライドを傷つけることになるから。お泊まりや旅行もあまりしないし、女性の貞操観念は日本より強いと思います。

―普段の食事は何料理を作りますか?

彼は実家暮らしなので、私の家に遊びに来たときは私が韓国料理を作ります。彼は韓国料理が大好きなので、和食をリクエストされたことは一度もないかも?

得意なのは、彼の好きな純豆腐(スンドゥブ)です。

―お二人でオリンピックやワールドカップを見るときはどっちを応援する?

それ、おもしろい質問ですね(笑)。私は当たり前に韓国を応援するし、彼は日本を応援しますよ。韓国が日本に負けたらすごく悔しいです(笑)!

でも私は、日本が金メダルをとったら、うれしいって思う気持ちもありますよ。

日本と韓国の違いをたくさん話してくれながらも、みずから日本の習慣にあわせる努力をしているのがはっきり見てとれたYさん。見た目も話し方もおっとりとしたかわいらしい女性ですが、現在は日本の企業でバリバリ活躍中!
ご自身の仕事の関係でもうすぐ遠距離恋愛になるのだそうですが、彼氏はきっと淋しがることでしょう。遠距離なんかに負けずに、彼との幸せな恋を楽しんでくださいね!