どう思われているかを知る方法 ~自分が見えれば人の心が動かせる!
何て言われてるんだろ...
最近、何人かで食事をしていて驚いた事があります。それは、一人の女性が「私の友達で、自分のことばかり話して、すごく周りを疲れさせる人がいるんだよね」と言ったのですが、その人が、正にそのタイプの女性だったことです。その女性以外の全員が顔を見合わせ、「それお前だよ!」と突っ込みたくなったのをこらえていました。
実は、その女性に限らず、我々は自分が他人にどう思われているのか、分かっていません。今回はその理由をお話しし、対処法を考えます。
あなたが他人にどう思われているのかが分からない理由は主に5つあります。
1.人はあなたのことをほとんど考えていない
2.人はあなたを利害の対象として見ている
3.人はあなたと価値観や考え方がまるで違う
4.人の心は時間と共にどんどん変わる
5.あなた自身が自分が見えなくなる努力をしている
この5つに気づくと、自分が見えてくるはずです。さっそくCHECKしてみましょう。
CHECK! どう思われているのかが分からない理由とその対処法!
1. 人はあなたのことをほとんど考えていない
人は一日中自分のことだけを考えています。言い換えれば、人が他人のことを考えている時間はほとんどありません。
自分が見えていない人は、「人は皆、私のことばかり考えている」と無意識に信じています。そして、相手の態度の変化を、全て自分に関連づけて考えてしまいます。
あなたの誕生日、髪型の変化、価値観、全て他人にとってどうでも良いことです。もし、あなたが今の会社を辞めても、数ヶ月後には忘れ去られているでしょう。
2.人はあなたを利害の対象として見ている
人は他人を、自分に利益をもたらすか、害をもたらさないかという視点でだけ見ています。
たとえば、男性があなたを恋人にしようかどうか迷っているとします。その場合、「付き合ったら体の関係を持てるけど、仕事の時間を奪われそう」とか、「夢を叶えたいので、結婚を迫られたら困る」など、自分の利害とだけ関連づけてあなたを見るでしょう。
その結果、人はあなたに本音を言いません。嘘をついたり、媚びたり、距離を置いたり、わざと攻撃的になったりするでしょう。
それは薄いつながりでも起こります。35歳に見える女性が、周りの人に「私何歳に見える?」と聞けば、まず間違いなく35歳よりずっと若い年齢を言うでしょう。その女性に嫌われたくないからです。
相手があなたをどのような利害関係で見ているかは、簡単に想像できます。あなたが女性なら、男性はあなたを異性として見るでしょうし、あなたが部下という立場なら、上司はあなたがチームの成功に貢献出来るかどうかで見ているでしょう。
それを踏まえて、相手の言葉を鵜呑みにせず、その言葉の裏にある意図を読もうとすれば、自分がどう思われているかが分かってきます。
たとえば、恋人からメールがあまり来ず、仕事が忙しいと言っているなら、たとえ彼が「愛している」と言っていても、彼にとってあなたの優先順位は低いはずです。